うさぎ先生の授業 ~伝わりやすい話し方と教師としての心構え~
それでは第1限目の授業を始めます。
本日のテーマは2つです。
①伝わりやすい話し方
②教師としての心構え
うさぎ先生の授業としては、ほぼ毎回のように「心構え」について触れていくと思います。それは、教師、講師に対して
常に成長しよう!
というメッセージを伝えたいからです。
普段の授業でも子どもたちに常に問いかけます。
時には今の感情を表現させることもあります。
それでも最近は情報が多すぎて、自分の意見をストレートに表現することがすぐにできないケースが多くなっています。
それは子どもに限らず、教師である大人たちも含めて。。。
よっていくつか問いかけをしていきますので、共に考えて、常に成長することを意識していきましょう!!
①「伝わりやすい話し方」
さて、教師たるもの生徒の前でたくさん話す機会があります。
人前で話すことが得意でない先生もいると思いますが、相手に伝わりやすい話し方をお伝えします。
あくまでも、今回は小中学生に絞った話し方ですが、場合によっては高校生、大学生にも使える内容です。
大切なことは2つ!
1つは「大和(やまと)言葉」の使用です。
大和言葉と言っても、単純に訓読みを多用しようということです。
「今からこの用紙を配布しますから、確認してからご家庭の方に渡してね」
これでは、小中学生には難しく聞こえてしまいます。
方法は簡単で、熟語を減らすということです。
用紙⇒かみ
配布⇒くばる
確認⇒みる
ご家庭の方⇒おうちのひと
これだけで相当印象が変わります。
「今から、この紙をくばるので、よく見てからおうちの人に渡してね」
大学を出たばかりの先生はここまで気が回らないことが多くあります。
ですが、ベテランの先生たちはこの微妙な言い回しがとても上手です。
言葉の使い方だけで子どもの反応は相当変わってきますので、ぜひ意識して話をしてみましょう!
逆に保護者向け、企業向けにはどうするか。
それはお分かりですね!わざと熟語を多用すればよいのです。
「今日はお会いできてとても楽しかったですね」
「本日は邂逅とも言える出会いに感謝します」
ちょっとだいぶ文が変わりましたが(笑)なんとなく伝われば十分です。
そして
2つ目に大切なことはメッセージは1つです。
よく、企業のプレゼンではメッセージは3つまでと聞きますが、さすがに小中学生相手には一つのメッセージで十分です。
というか、それ以外は何も残っていません。
今日、今からの授業で何を一番伝えたいか、それを明確に強くイメージして教室にはいるだけでまったく違ってきます。
できれば、そのメッセージは3回繰り返す。連続3回なら効果的。最後に念押しすることも大事。
たくさんのことを言うよりも、一時間に一つずつ強いメッセージを刻むことの方が大切ですので、一般企業のプレゼントは違うという意識を持てると素晴らしいと思います。
ぜひ、まずは「伝わりやすい話し方」を一つでも参考にしていただけると幸いです。
②「教師、講師としての心構え~自分で自分のことを❝先生”と呼ばないで・・」
本日の心構えとしては、自分の呼び方です。
よく自分で自分のことを「先生」という方はおおくいらっしゃるのですが、私としては、わざわざ自分が「上」だということを強調しなくてもいいのに、、と思っています。
教師、講師たるもの中身の人間性で勝負です。
自分は「教師である」、「講師である」とそこまでアピールする必要もないですし、役割という着ぐるみに包まれる必要もありません。
まずは生徒に対するバリアをしっかりと取り除いていくことが何よりも優先課題であるため明確にしなればなりません。
まずは本日、話し方についてと心構えについてつらつらと書かせていただきました。
次回も授業内容のことで1点、心構えで1点というかたちでお伝えさせていただきます!