授業を上手に行う方法「わかりやすい授業」~塾講師の教え方を伝授!塾講師のアルバイトをする学生さんにも役立つ情報~
日が空きましたが2限目の授業です。
今回お伝えすることは
「授業を上手に行う方法」というテーマで書いていきます。
ただ、一言で「上手」と言われても何をもって上手といえるのかは
生徒一人ひとりにとって捉え方が異なります。
今後、どんどん深い話をしていきますので、
今回はとりあえずどうしたら上手く授業がこなせるか、という視点で書いていきます。
すでに塾講師を経験されている方は授業がいかに難しいかという感覚がおわかりかと思います。
良い授業には限りがありません!
個別指導、一斉指導に共通する上手に授業を行う「わかりやすい授業」5つのポイント!
①今日の授業の目標を設定する
-今日の授業時間内で生徒がどのような状態になってもらいたいかを設定する
②授業の目標を伝える
-教師、講師が設定したら必ず思っているだけでなく、生徒に伝える
-その際、その目標を板書しておくとわかりやすい
③授業内容の説明は5分で伝える
-説明は長くて5分!
-人間の集中力、特に子どもは極端に集中力が短いです!3分がベスト!
-言葉は短く!
④考える時間を必ず確保する
-オープンクエスチョンを多用する
-問題を解かせる
⑤次回予告を必ず行う
-課題、宿題が次回に必ずつながることを意識させたい
-アニメもドラマも次回があるから次が楽しみ♪
まずは以上の①~⑤を実践するだけでも
聞いている側からすれば、非常にわかりやすい授業になっていきます。
大切なことは相手の頭に
箱を作ってあげることです
箱がない状態で、どれだけの情報が流されるのかを不安に思いながら
聞いている方はなかなか精神的にはつらいです。
みなさんもそんな経験はありませんか??
(この先生何が言いたいんだろうなぁ。大切なところは何だろう?え?何の説明してるの?こんな時に当てられたらやだなぁ。。。)
そんな時はたいてい質問されちゃいますね(笑)
授業中あるあるです(笑)
さて、ポイントについては5つです。
ここから下はサンプルとして授業中のやりとりを書いておきましたので、
お時間ある方、具体例を知りたい方はお読みください。
サンプル:中3英語「関係代名詞」
(プロ塾講師のわかりやすい授業「教え方」)
~~~~~以下、セリフ口調~~~~~~~~~~~~~
今日は関係代名詞の授業を行います。(ちょっとした箱をつくる)
ただし、関係代名詞といっても非常に深い!中身が濃い!
(全体では大きな箱が必要だということを強調)
でも理解すれば相当面白い!
さあ、今日の授業のゴールです。
今日は45分後にこうなってほしい。
①関・代を使った文が日本語に訳せる
②関・代を使った文を書くことができる
(今日の授業の目標を生徒へ伝える)
では早速、新しい分を日本語にできるかな?始めます!
I have a friend who lives in America.
さて、この中に、名詞、代名詞のような品詞「関係代名詞」があります。
どれでしょう??
「Who!(生徒)」
正解!そして、この関係代名詞は前の名詞を説明する働きがある。
そう、すべて「友達がどんな友達か」という説明になっている。
だから日本語に訳すと?
「私はアメリカに住んでいる友達をもっている・・・・(生徒)」
OK!友達がいるんだよね!アメリカに住んでるのよね、その友達は。
はい、一つ目のゴールに到達!!おめでとう!
(ここまでで5分、一つ一つ区切りながら、生徒が理解できているか確認しながらシンプルに進める。情報は足りないぐらいでちょうど良い)
=その他、2.3問練習
され、次はいよいよ英語で書いていこう!でも安心してね。
ここで、英語を書く時のポイント!(ここでの説明も5分を意識)
1.関係代名詞は先行詞(前の名詞)によって使い分ける
2.関係代名詞のあとの動詞に注意!!
先行詞が人の場合⇒who
先行詞が物、動物の場合⇒which,that
ちょっと練習~~2,3問
そして今日最後のポイント!
動詞の形に注意!これ、なんでlive のあとに「S」が付いているんだろう??
I have a friend who lives in America.
(だいぶ考えされたり、生徒に発問したりした後で)
そう、これって先行詞によって動詞が決まるのね!
ここがポイントになるから間違えないようにね!
~2,3問練習 最後は今日の授業の小テストでおしまい~
お疲れ様でした!
それでは次回は関係代名詞の2種類目(目的格)の使い方を行います。
全部で3種類(中学生は主格・目的格・所有格)あるから、そのうちの2つ目だね。
次も簡単に説明していくから安心してついてきてね~~!
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以上、ご静聴ありがとうございました(笑)
セリフ口調で書きながら、細部にも結構こだわりながら授業を組み立てていきます。今後も現場の声として、色々と書いていきますので、ぜひ授業を楽しく実践することを共に頑張っていきましょう!